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現実を超える

【自分探しの旅】アイデンティティを知る方法 生まれたところにヒントはあるか。

投稿日:2020年4月10日 更新日:

先日、親戚の結婚式に出るため、九州へ行ってきました。九州へは仕事で何度か行っているのですが、生まれた所(熊本県)へ行く機会は、なぜか今まで一度もなかったため、とても楽しみにしていました。

初日の朝、空港に着くや、親戚のオジサンが(私もオジサンですが)大きなワンボックスのクルマで迎えに来ており、そのままいきなり九州観光がスタートしてしまいました。

私は前の晩、ほとんど寝ていなかったため、着いたらぐっすり眠ろうと思っていたのですが、思わぬおもてなしに、笑顔で微笑むしかありませんでした。

霧島の温泉巡りから始まり、霧島神宮や高千穂牧場など、南から北上する行程で、北は阿蘇のあちこちまで。白川水源などの名所や観光地はもちろん、地元の人しか知らない見どころまで、それはそれは至れり尽くせり。

練りに練った観光コースで、サービス精神旺盛な親戚のオジサンの本領発揮(?)の日々を堪能させていただきました。

今回の九州行きでは何泊かしたのですが、一日だけフリーな日をもらい、レンタカーを借りて、出かけることにしました。

行き先は、自分が生まれた場所。かなり、本当にかなりの山奥なので、カーナビ装備のレンタカーを借りることができ、助かりました。

昼間でも不気味に暗い山の中、信号など一つもありません。細い道をくねくね走らせていくと、稀に人家を見かけますが、ほとんどボロボロの空き家。

過疎化のために「自然がえり」とでも言えば良いのか、村が緑の中に消えていくような、そんな感じのするところでした。

そして、いざ自分が生まれた場所に到着。ところが、何もない・・・。本当に何もありませんでした。あるのは杉の林と雑草のみ。

ただの山林地帯と化していたのです。掘っ建て小屋で生まれたと聞いていたため、今でも建物が残っているとは思っていませんでしたが、それにしても何もないところだったので、とても寂しい気持ちになってしまいました。

私は、4~5歳の頃に九州を出て、名古屋へ引っ越して来ました。以来、大人になってから、いつかは自分の生まれた場所をじっくり見て歩きたいなぁ~と、ロマンチックに思っていたのですが、そんな趣のあるところではありませんでした。

自分が生まれた場所に行けば、きっと何かがあって、自分という人間について、何かしらの意義、自己存在の確認みたいなことができるのではないかと、期待していたのです。

それだけに、ちょっとガッカリ。肩すかしを食らったような気がしました。

人は、自分の親や環境を選んで生まれて来るという話があります。その説から考えて、自分が生まれてきた場所に、何らかの意味づけが欲しかったのだと思います。

でも、よく考えてみれば、自分が生まれた場所に、珍しい「何か」があるという人こそ珍しいでしょうし、普通は平凡な光景であることが普通なのでしょう。

そう思うと、自分も本当にごくありふれた人間なのだなぁ。やっぱり人間というのは、自分だけは特別だと思いがちな生き物なんだな。

などと、その日は、自分というものについて、あれこれ、もの思いにふけったりしていました。

で、そんな九州旅行の中で、いただいたインスピレーションの一つが次のようなものでした。九州の神様、お世話になりました。ありがとうございます。

都合の良いとき、皆うまく生きる。
しかし、恵まれない環境の中で、
どこまで生き切ることができるか。
それは、己の心しだいである。

努力する、しないも、お前しだい。自由だ。
しかし、困難な中で励むからこそ、
意味があり、価値があり、
成長の糧となっていくのではないか。

霧島の社を見ただろう。
さざれの石を見ただろう。
白川の水源を見たであろう。

お前が生まれる遥か昔より、
人々に、自然に、この世に、
希望や恵みを、与えて続けている存在である。

昼も夜も、夏も冬も、休む時を知らず、
誰がいようと、誰もいまいと、こだわらず、
座し続け、営み続けている姿である。

周りの事情など、関係ない。
他人の評価など、関係ない。
決意したる者は、眼中にないのである。

金のあるなし、不問。
時のあるなし、不問。
人のいるなし、不問。

それでも、お役に立ちたいかどうか。
やりたい自分となっているのか、
やりたくない自分となっているのか。
その心を、問え。

この一点が別れ道となるのだ。


2003-12-01

(この文章は、48歳の時、メルマガ「ShopU通信 2003-12-25 店長のインスピレーション日記」に書いたものです)

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